 |
全長50cm(タイ科) |
|
 |
関西では「チヌ」と呼ばれ「茅渟」は大阪市南部の泉南市の古称。『和漢三才図会』にも「泉州より多く産す」とあり、かつては大阪湾が『チヌの海』と呼ばれていたことからも、沢山生息していたことが伺える。
初夏に体の透明な稚魚が群れで現れる。性転換を行い、2歳までは両性だが、半数以上がオスとして成熟する。3歳になるとオス、メスに分化するが、ほとんどがメスになり、完全にオスとメスとに分化するのは4歳になってからである。
稚魚や幼魚は藻場や河口の汽水域から淡水域に進入する。
雑食性でスイカ、トウモロコシ、サツマイモ等を餌に釣る地方もある。
琉球列島を除く北海道以南、中国の渤海、黄海、台湾沿岸の内湾の砂泥地や礒に生息。
|
|
|
|