大阪府

大阪府の地勢は、近畿地方のほぼ中心に位置し、総面積は1,893.59k㎡(平成14年10月1日現在)で、総国土面積のわずか0.5%と全国下位から2番目の小さな府県です。大阪平野の中心をなす大阪市及びその周辺地域の地勢は、淀川、大和川の堆積作用によって生まれた土地で、概して低地であり南北に細長い地形となっています。また気候は、瀬戸内海型に属し温暖で比較的雨が少ない気候です。

大阪府の歴史は、最古の都・難波宮にまで遡り、江戸期以降「天下の台所」として日本経済の発展を先導し、日本を代表する政治・文化の中心地でした。また、近代には産業革命の担い手として、日本経済を牽引し、多くの重要な産業と著名な企業を生み出してきました。
しかし、大阪湾沿岸の海浜の埋め立てが進んで、全国有数の重化学工業地帯や重要港湾が形成され、我が国の経済の発展に重要な役割を果たしてきましたが、その過程で水質の悪化や親しめる海辺の減少を招き、人々を海から遠ざける原因になっています。

しかしながら、最近では、大阪湾の環境の保全に向け、市民や事業者,行政の努力によって、大阪湾の水質の改善が図られるとともに、昔の面影を残す場所の保全や沿岸の環境を改善する緑地の整備・親水護岸の採用なども進められ、大阪湾の表情も少しずつ変わってきています。
こうしたことにより、美しい大阪湾が再生され、後の世代に引き継がれていくことを願っています。

大阪府自然海浜保全地区(小島地区)

大阪府自然海浜保全地区(長松地区)

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