大阪湾の生きもの図鑑 大阪湾の生きもの図鑑
写真・解説 :新野 大
著   者 :新野 大
発 行 者 :今東 成人
発 行 所 :東方出版
定   価 :本体2800円+税
大阪湾の生きもの水族館
大阪湾の生きもの名索引
新野大の大阪湾探訪

 大阪湾は、昭和9年に日本で始めて国立公園に指定された「瀬戸内海国立公園」の東端にあたり、昔は「ちぬ茅渟の海」と呼ばれる豊かな海であったことが想像できます。
しかし、閉鎖性海域でありながら、一時期湾内の急速な埋め立てが進められたこととも相俟って潮の流れが阻害され、戦後復興期以降の急速な経済活動の発展による産業排水や生活排水により水質の汚濁が急速に進みました。
 近年は下水道の整備による生活排水の適切な処理や、「瀬戸内法」による工場からの排水規制、環境に対する市民意識の向上などにより、少しずつ水質の改善や海岸部のゴミの減少が見られ、様々な生きものたちが水辺へ戻ってきています。

 この、大阪湾の生きもの図鑑は、テレビの情報娯楽番組「探偵ナイトスクープ」でもお馴染みの海遊館(大阪ウォーターフロント轄L報室課長)の新野さんが貝塚市の二色浜を中心に10年以上の歳月を費やして観察し、写真撮影して編纂された著書『大阪湾の生きもの図鑑』(東方出版)に掲載されている魚類272種、無脊椎動物226種の中から抜粋して、本ホームページにバーチャル水族館を設けて掲載したものです。
 なお、掲載に際しましては、写真の使用許可及びコメントの監修、出版社への了解手続きも含めまして、新野様より全面的なご協力をいただいたところであり、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
HOME